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仮想通貨と法定通貨の違い

法定通貨フィアット(Fiat)通貨とも言われ、国が価値を保証している通貨のことで、我々が通常使っている円やドルといったものがこれに当たります。
逆に通貨というと私自身最近までこの法定通貨しか知りませんでした。
こんな中で仮想通貨というのがこの世に出現してきて10年位経ちますが、いまだにその実態についてピンときてない人も私を含めて多いと思います。
それもそのはず、仮想通貨自体には当ブログでもお話ししてきているように実体というものは存在しません。
そこが仮想通貨に対してみなさんが不安を感じるところかもしれませんが、実は法定通貨も現金として手元にあるもの以外は殆ど実体はないと言われています。どういうことかというと、例えば銀行に預けてある法定通貨は実は銀行のコンピュータに存在しているだけで、現金として存在してるわけではなく、あくまでも現金と等価交換できるデータとして存在しているだけなんです。
最近では昔と違って、クレジットカード電子マネーで買い物をすることも多くなったのでこういった話もあまり違和感なく聞けるのではないでしょうか。
そういった意味からすると、仮想通貨と法定通貨の間にはそんな大きな違いはないかもしれませんね。
唯一、仮想通貨と法定通貨の違いを上げるとすれば、やはり最初の方でお話しした「国が価値を保証しているかどうか」ということになります。
日本に住む私たちは、通貨は国が保証しているから全く安心だと思って当たり前のように思ってしまいますが、実は国によっては通貨の価値は国が全く保証できていない場合が多いのです。
実際に通貨不安の起こった国(ギリシャ、ジンバブエ、キプロス、インド等)では仮想通貨のビットコインが自国の法定通貨の信用をはるかに上回ったという歴史的事実もあります。
そして、このことは日本においても昭和21年2月17日に突如として起きた預金封鎖新円切替といった出来事を振り返ると、今の借金大国の現状を鑑みるにあながち他人事ととして静観できないような気がします。

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