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Facebookが出した仮想通貨Libraは金融の世界を変える?

2018年に各国で相次いだ仮想通貨(暗号資産)流出事件等により、一気に低迷の道を歩んでいた仮想通貨(暗号資産)業界ですが、ここにきていくつかのイベントをきっかけに俄かに盛り上がりをみせていますね。
その要因の一つに挙げられるのが、GAFAの一角をなしている世界最大のSNSであるFacebookを中心とした複数の企業が発行予定の仮想通貨「Libra(リブラ)」です。

このLibraの最も大きな特長としては、当サイト内の以前の記事仮想通貨の用途でもお話させていただいた海外送金の手軽さにあると思います。
Libraは海外送金の手軽さ・スピード・手数料の安さで法定通貨での送金を圧倒しており、Libraでの送金は、管理者(金融機関)を介さずにデータを相手に送信することと同じなので原則、手数料が不要で、送金スピードも金融機関を通さない分格段に速いし、手間もかからないという仮想通貨(暗号通貨、暗号資産)の長所をいかんなく発揮した画期的なものです。

これも以前の記事で紹介したものですが、世界には銀行口座を持てない人が数多くいらっしゃいますが、そういった人でもスマホ(スマートフォン)の所有率は非常に高いというのが現実です。こういった現状を踏まえても、このLibraの登場は世の中の必然であり、出てくるべくして出てきたという気がしてなりません。

といったいい面を挙げていくと枚挙にいとまがありませんが、このLibraにもいろいろ懸念材料がない訳ではありませんね。
特に、国際通貨の安定を担う国連機関である国際通貨基金(IMF)がその報告書の中で、Libraを含む一連のデジタル通貨の利便性や低コストであることを評価し、こうしたデジタル通貨が今後世界で急速に普及する可能性があると指摘する一方で、「Facebookが2020年に立ち上げを計画している仮想通貨Libraについて、国際的な規制が必要になる」という見解を示しています。

国際的なマネーロンダリング(資金洗浄)Facebookが過去に起こした個人情報漏洩問題等を考えると確かにLibraの世の中デビューは手放しで喜べるものではないかも知れません。

しかしながら、これからの金融や世の中の仕組みを変えて、いい世へのパラダイムシフトを起こしていく起爆剤になる期待は非常に大きいので私的には何とかいい形で広まってほしい気持ちは否めません。

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