今日は、ビットコイン、いや仮想通貨の今後の動向を占う上で欠かすことのできない人物であるウィンクルボス兄弟についてお話しさせていただきます。
ウィンクルボス兄弟は、仮想通貨の可能性にいち早く気づき、初期のビットコイン投資により億り人となった人で、世界最大のビットコイン所有者と言われている人物(兄弟)です。
ウィンクルボス兄弟は、以下に示す1981年8月21日生まれの双子のアメリカ人です。
・テイラー・ウィンクルボス(Tyler Winklevoss)
・キャメロン・ウィンクルボス(Cameron Winklevoss)
その経歴は非常に興味深く、このウィンクルボス兄弟はハーバード大学時代にあのFacebookの元となったコミュニティサイト(ハーバード・コネクション)のアイデアをマーク・ザッカーバーグ氏に持ちかけた経緯があり、そのことで2011年にマーク・ザッカーバーグ氏との訴訟に勝利し、賠償金6500万ドル(約75億円)を得ています。(この一連の話は、2011年のゴールデングローブ賞最優秀作品賞にも選ばれた映画「ソーシャル・ネットワーク」で扱われています)
この訴訟で得た賠償金を元に、ウィンクルボス兄弟は仮想通貨への投資を始めたと言われています。
また、ウィンクルボス兄弟はハーバード大学時代、ボート部に所属しており、その後、何と2008年北京オリンピックに男子ペアボート種目に兄弟2人で出場し、6位という成績を収めています!ほんとにビックリ兄弟ですね!
そんなウィンクルボス兄弟が今、仮想通貨の今後に非常に大きな影響力を持っていると言われています。
それは、この兄弟が世界最大のビットコイン所有者であるからということだけでなく、米国証券取引委員会(SEC)に2度のビットコインETFを申請し、これを金融業界が仮想通貨を本格的に受け入れる試金石にして、多くの機関投資家を呼び込もうとしているからです。
残念ながら、2018年7月27日にこのウィンクルボス兄弟の2度目のビットコインETF申請は却下されましたが、今後もこのスーパー兄弟の動向には目が離せないですね。