2017年末のピーク時には２万ドル（当時のレートで約240万円）の最高高値を記録したビットコインは、2018年7月現在6,000ドル～7,000ドル代のレンジ幅で動き、大きく下落していますね。2017年末から2018年始めの高騰時に仮想通貨トレードを始めた人たちも少なくないだろうと言われていますが、今の現状に対してどのように感触を持たれているのでしょうか？
仮想通貨といえばビットコインと思っている方が今だに多く、色んなところでビットコインの将来性への意見が出ていますが、現時点で考えられるビットコインの3つのシナリオについて抜粋で記していきたいと思います。
ビットコインのシナリオ１：ビットコインの大成功
何よりも仮想通貨の中で一番有名で、知名度の高いビットコインの優位性を覆すことは出来ないというシナリオです。
ビットコインは仮想通貨のシンボル的存在で歴史が長く、保有している熱狂的なホルダーと呼ばれるユーザーが多いのも特徴的で、さらにビットコインはSECなどの規制当局からは、証券でなくコモディティであるとの見解も強まっていて、証券としての規制から免れる仮想通貨になりそうです。
この点においては、今後予想される機関筋参入の際は、安心して取引できるという意味で、ビットコインにまずは大口の買いが入りやすい環境と言えるのではないでしょうか。
そして、ビットコインが、為替経済の主要な単位としてドルに取って代わる（そしておそらく他のFIAT通貨としても）のではとも言われています。
ビットコインのシナリオ２：ゴールドとしてのビットコイン
ゴールドとしてのビットコインが、今後起こりうる現象だと考えるシナリオです。
ビットコインの総数は決まっており、通貨はデフレの本質的なものであり、金（ゴールド）のように期待リターンがプラスになっていくというものです。確かに法定通貨（FIAT通貨）は、殆どの国や地域において、どこでも交換の主要な単位であることは間違いないですが、ビットコインがドルに対して上昇してもインフレ率が低い場合、この２つ目のシナリオであるゴールドとしてのビットコインが有効になってくるようです。
ビットコインのシナリオ３：ビットコインの失敗
ビットコインの価格はクラッシュし、日用品の支払い方法として有用であることもなく、売却されるという仮想通貨信奉者である筆者にとっては最も起こって欲しくないシナリオです。
しかしながら、ビットコインの価格が急落してゼロに近づくと、この3番目のシナリオが進行中であるという兆候だと言われています。
さて、あなたはビットコインの未来についてどのシナリオを支持しますか？