円やドルといった法定通貨は、その国の政府や中央銀行によって発行量が自由に調節されていますが、ビットコインはあらかじめ発行量の上限が決まっています。プログラムの中のコードによって発行の上限が2,100万BTCと定められており、その発行されるスピードも定められていて、約4年といった間隔で発行する量が半減期とされています。正確に言うと、認証に成功したマイナー(追記人)が報酬として得られるビットコインの量は、ブロックチェーンに21万ブロックが追加されるたびに半分になります。
2009年1月にビットコインが始まった時に、このビットコインの量は50BTC/10分間でしたが、2,100万BTCというビットコイン量の限界はこのことから導かれます。
つまり、半分になることを繰り返していくと、ビットコインでは1億分の1BTCまでしか採掘できませんので、いつかゼロになります。(2140年頃)
この時、20,999,999.9769BTCをマイニングし終えて新たなBTCの供給が終了、いわゆるビットコインの量の限界となるわけです。