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仮想通貨取引所のリスク

前回お話しさせていただいた2014年に起きたビットコイン大手取引所・マウントゴックス社でのハッカーによるビットコイン盗難事件や、記憶に新しい2018年始めに起きたコインチェック社でのNEM盗難事件など、仮想通貨取引所での盗難事件が今でも多く発生していて問題になっています。
なぜこれ程までに取引所がハッカーに狙われるのでしょうか?
それは、銀行など大金(取引所の場合は大量の仮想通貨)が集まる場所が常に盗難の危機と隣り合わせなのと同じで、特にネットワーク上のセキュリティに対して攻撃を仕掛けるハッキングであれば、現実世界の銀行強盗と比較して失敗しても侵入できないだけで何度もトライできてしまいます。
そのためネットワーク上のセキュリティを突破してしまえば通貨の移動が可能なためハッカーに狙われることになります。
ですので、まずは自分の仮想通貨資産を絶対に取引所に預けっぱなしにしないということが大前提になってきます。そもそも仮想通貨取引所というのは、ある仮想通貨を別の仮想通貨や法定通貨に両替(あるいは逆)する場所なので、その必要な時だけ出し入れするようにすれば大きな問題に巻き込まれることはないはずです。
また、最近では取引所だけでなく、個人のウォレットもハッキングの対象になったりするケースもある(特に多くの仮想通貨資産を保有するウォレットは要注意です)とのことなので、ウォレット自体もよりセキュリティー上堅牢なハードウォレットにするなどの対策もしておくといいかもしれません。
いずれにしても、こういったセキュリティー上のテクノロジーとハッキングというのはイタチごっこを繰り返すのが世の常なので、一人ひとりが自分の資産は自分で守るという自覚を持っていくのが重要になってきますね。

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