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合意認証方式 PoC(Proof of Consensus)とは?

さて、前回までのお勉強記事で、PoW(Proof of Work:計算認証)、PoS(Proof of Stake:賭け金認証)、PoI(Proof of Importance:重要性認証)の3つのコンセンサスアルゴリズム(合意認証方式)についてそれぞれご紹介させていただきましたが、今回は、いよいよ4つ目のPoC(Proof of Consensus:合議制認証)についてお話しさせていただきます。
PoC(Proof of Consensus)とは、あのリップル(XRP)が採用していることで有名なコンセンサス・アルゴリズムです。
このPoC(Proof of Consensus)は誰でも取引検証作業ができるPoWやPoSとは違い、発行主体が認めた機関だけが取引のノード(バリデータ)を立てることができ、彼らだけが取引の合意検証作業ができる仕組みになっています。
このことが、PoC(Proof of Consensus)のブロックチェーンがコンソーシアムチェーンと呼ばれる所以です。(ちなみにPoW、PoS、PoIのブロックチェーンはパブリックチェーンと呼ばれています)
こういったことから、元々中央集権的な今の法定通貨に対抗する形が持てはやされた仮想通貨の信奉者からは避難される場合もあります。
しかしながら、PoCでサーバーを立てるのは世間的に信用の高い企業や機関が多いので取引検証の信頼性はPoWやPoSにも劣らないとも言われています。
(リップルにおけるPoCで取引の検証作業を行っているバリデーターは現時点で、日本だとSBIやセコム、海外だとハーバード大学など蒼々たるメンバーが顔をそろえています)
このようなことからも、PoC(Proof of Consensus)のバリデータはある程度の分散性も持っており、むしろ不特定多数の一般人よりも発行主体から認められた信用のある企業や機関が取引を検証・監視する場合においては信頼性は高いと言えるかも知れませんね。

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