今回は、仮想通貨の合意認証方式PoI(Proof of Importance)についてのお勉強結果を紹介させていただきす。
PoI(Proof of Importance)は、あの2018年初頭に起きたコインチェックでのNEM流出問題でも話題になった仮想通貨NEMに採用されているコンセンサスアルゴリズム(合意認証方式)として有名です。
このPoI(Proof of Importance)は、文字通り参加者の重要度に応じて発言権が付与される仕組み(重要度認証)ですが、その重要度はコインの保有量と取引によって決められます。
そして、その評価は、いかに様々な人と取引してくれたのか、つまり、いかにコインの流動性を高めてくれたのか という基準になります。
つまり、前回のお勉強記事でお話しさせていただいたPoS(Proof of Stake)が、富裕層のみが有利になってしまうというデメリットがあったのに対して、PoI(Proof of Importance)ではそのコインの流動性が高まるので、貧富の差が極端に広がることがないというメリットがあります。
一方で、PoI(Proof of Importance)の仕組みにおけるマイニングはハーベスティング(収穫)と呼ばれていますが、このハーベスティングに参加するには、ある一定量のコインを保有している必要があります。
こうなると、やっぱりコインを多く持っている富裕層が力を持ってしまうので、PoSと同じような懸念点が拭い去れないとも言われているんですね。